top of page

熊本県外への自動車販売 出張封印活用事例

更新日:6月5日




この記事では、出張封印(丁種封印)を活用した実際の事例をご紹介します。特に注目するのは、熊本県の販売店がどのようにして県外への自動車販売にこのサービスを役立てているかの例です。この事例を通じて、出張封印サービスの便利さとその適用範囲を理解していただけるでしょう。また、個人間での自動車売買における出張封印の利用についても触れますが、これはあくまで参考情報としてお考えください。インターネットを介した県外への売買において、どのように出張封印が利用されるかの流れをご理解いただけると幸いです。


目次

  1. 出張封印サービスの概要

  • サービスの定義とメリット

  • 運輸支局への持ち込みが不要になる理由

  1. 熊本県の販売店による県外販売の事例

  • 個人的な経験からの事例紹介

  • くまモンオートとしずかさんの事例詳細

  1. 個人間売買での出張封印利用の流れ

  • 売主と買主の間の手続き

  • 行政書士による支援のプロセス

  1. まとめ

  • 出張封印サービスの利点の再確認

  • サービス利用を検討する際の考慮事項


出張封印サービスの概要

出張封印サービスとは、自動車(登録車)のナンバープレートに封印を取り付けるため、行政書士が車両がある場所まで直接お伺いし、その場でナンバープレートと封印を取り付けるサービスです。このサービスの最大のメリットは、車両を運輸支局まで移動させる必要がないことにあります。

熊本県内の登録であれば運輸支局に近い販売店であれば運輸支局への持ち込みが多く見られますが、熊本県外への登録の場合、ユーザーの住所を管轄する都道府県の運輸支局へ車両を持ち込む必要が出てきます。例えば、熊本県の販売店が静岡県のユーザーに車両を販売する場合、静岡県の運輸支局へ車両を持ち込む必要が生じるわけです。


出張封印サービスを利用することで、このような手間と時間、さらには移動に伴うコストを大幅に削減することが可能になります。

過去の記事で出張封印、特に「丁種封印」について詳しく取り扱っていますので、更に深く理解したい方は「出張封印 丁種封印」をご覧ください。



販売店による県外販売の事例

県外販売の実際の事例をご紹介します。私自身が以前埼玉県に住んでいた際、茨城県の販売店からダットサントラックD21を購入した経験があります。その時は、車検と登録を受けるために、埼玉県の運輸支局までキャリアカーで車両を運び、登録とナンバープレート、封印の取り付けを行った後、買主である私の住所まで納車されました。このプロセスには約5時間かかり、非常に手間のかかる作業だったと今になって思います。





丁種封印を利用した熊本県の販売店による県外販売の事例

今回ご紹介する実用例は、熊本県の自動車販売店 くまモンオート(仮名)が静岡県のしずかさん(仮名)に自動車を販売した場合です。インターネットを通じた自動車販売が盛んに行われる現在、全国から注文を受ける販売店は少なくありません。その中で、しずかさんはくまモンオートのウェブサイトを通じて購入を決めました。


くまモンオートは、まず車検整備を行い、予備検査証などの必要書類を熊本県の行政書士Aに渡します。行政書士Aはこれらの書類を静岡県の行政書士Bに送り、行政書士Bは登録手続きを行います。手続きが完了すると、しずかさん名義になった車検証とナンバープレート、封印を行政書士Aに送り返し、それを行政書士Aがくまモンオートにてナンバープレートと封印の取り付けが行われます。


この流れにより、くまモンオートは陸送業者を介して、万全の状態の車両をしずかさんのもとへ届けることができました。

① 静岡県の個人顧客「しずかさん」は、インターネットを通じて熊本県の「くまモンオート」から車両を購入。


② 「くまモンオート」は車検整備を行い、登録に必要な書類(車検証、委任状、譲渡証明書、予備検査証など)を熊本県の行政書士Aに渡して依頼。


③ 行政書士Aはこれらの書類を静岡県の行政書士Bに送付。


④ 行政書士Bは車両の登録手続きを行い、必要であれば車庫証明書の取得も実施。


⑤ 行政書士Bは新しい車検証、ナンバープレート、封印を熊本県の行政書士Aに送り返す。


⑥ 行政書士Aは完成した書類、ナンバープレート、封印を「くまモンオート」に届け、そこでナンバープレートと封印の取り付けを行う。


⑦ 「くまモンオート」は手続きが完了した車両を「しずかさん」に配送するため陸送を手配し、指定日時に届ける。






個人間売買での出張封印利用の流れ

個人間での自動車売買においても、出張封印サービスの利用流れは基本的に販売店を介した場合と変わりません。プロセスは以下のように進みます。


  1. 行政書士への依頼:売主または買主の一方が行政書士に連絡を取り、車両の登録変更および封印取り付けの手続きを依頼します。この際、必要書類を行政書士に提供する必要があります。

  2. 行政書士による手続き:行政書士は提供された書類を基に、車両の登録変更手続きを行います。これには買主の名義変更が含まれます。

  3. 封印の取り付け:登録変更手続きが完了した後、行政書士はナンバープレートと封印を車両に取り付けます。この作業は車両がある場所で直接行われるため、車両を運輸支局に持ち込む必要はありません。

  4. 書類の引き渡し:最後に、新しい車検証とその他の関連書類が買主に引き渡されます。


この流れにより、個人間売買においても、出張封印サービスを利用することで、手続きの煩雑さを大幅に軽減し、よりスムーズな車両の譲渡が可能となります。特に、遠方の買主との取引では、出張封印サービスの利便性が大きなメリットとなり得ます。




まとめ

本記事では、出張封印サービスの概要と、そのサービスがいかに販売店や個人間の自動車売買において便利であるかを、具体的な事例を通じてご紹介しました。熊本県の販売店 くまモンオート から静岡県のしずかさんへの自動車販売事例では、出張封印サービスがどのように時間、手間、コストを削減するかが明確に示されました。また、個人間売買における出張封印の利用流れを通じて、このサービスが遠方の買主との取引においても大きなメリットを提供することを確認できます。


出張封印サービスを活用することで、自動車の売買プロセスがよりスムーズに、そして効率的に進むようになります。このサービスにより、運輸支局までの移動が不要となり、特に遠方への販売や購入を検討している方々にとっては、大きな利点となるでしょう。


自動車の売買を考えている方々が、このサービスのメリットを十分に活用し、より良い取引ができるようになることを願っています。



0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page