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熊本県外からの販売 出張封印(丁種封印)実用例

更新日:2024年6月5日

前回は熊本県の販売店が県外への販売時の出張封印手続きに焦点を当てました。今回の記事では、逆のケース、すなわち県外の販売店が熊本県内の顧客へ車両を販売する際の出張封印の流れをご紹介します。今回は、行政書士が実施する封印手続きの利点をフルに活用し、熊本県内の顧客への車両販売をよりスムーズに行う方法を細かくご説明します。架空の登場人物を通して、実際の手続きの流れとそのメリットを紹介していきます。




登場人物の紹介

この物語には、4人の重要な役割を果たす登場人物がいます。ここに登場する人物や団体は実在しません。

  • 熊田さん:熊本県在住の自動車購入者で、新しい車を求めています。県外の販売店から購入することになった熊田さんは、出張封印のプロセスを通じて車を受け取ることになります。




  • 西郷自動車:鹿児島県にある自動車販売店で、熊本県の顧客である熊田さんに車両を提供します。西郷自動車は、顧客がスムーズに車を受け取れるよう顧客の地元である熊本県の行政書士Aに登録の依頼をします。



  • 熊本県の行政書士A:鹿児島県の西郷自動車から依頼を受け熊田さんの代理として行動し、熊本県での車両封印手続きをサポートします。このプロセスには、必要な書類の準備や提出が含まれます。



  • 鹿児島県の行政書士B:熊本県の行政書士Aと協力して、鹿児島県での手続きをサポートします。行政書士Bは、販売店での封印の取り付けと必要なすべての書類が整っていることを確認します。






注文から納車までの流れ


熊本県にお住まいの熊田さんがインターネットで条件にぴったり合う車を探していたとき、理想の車が鹿児島県の自動車販売店「西郷自動車」にあることを発見したところから、この物語は始まります。


熊田さんは早速、西郷自動車に連絡を取り、車両購入の決意を固めました。購入プロセスをスムーズに進めるため、西郷自動車は熊本県の行政書士Aに連絡し、車庫証明の取得と名義変更の手続きを依頼しました。


行政書士Aは名義変更を完了させ、熊田さんの名義になった車検証、ナンバープレート、そして封印を鹿児島県の行政書士Bに郵送し、西郷自動車での出張封印を行うよう依頼しました。


行政書士Bは書類と車両が一致することを確認した後、ナンバープレートの取り付けと封印を施しました。これにより、車両は納車可能な状態になりました。


熊本と鹿児島は隣県であるため、陸送を使わず、熊田さんは電車を利用して西郷自動車へ来店し、無事に車両を受け取りました。


出張封印を利用することで、西郷自動車は熊本の運輸支局まで車両を持ち込む必要がなくなり、納車の日時も予定通りに進めることができ、熊田さんを万全の態勢で迎え、スムーズに納車することができました。


①熊田さんが西郷自動車にネットで注文

②西郷自動車が熊本県の行政書士Aへ登録手続きの依頼

③熊本県の行政書士Aが鹿児島県の行政書士Bに封印の取り付けを依頼

④納車の準備が整い、熊田さんが来店し納車





まとめ

この記事では、熊本県内の顧客へ車両を販売する際の出張封印プロセスについて、行政書士を介した効率的な手続きの流れを、架空の登場人物を用いて詳細に解説しました。県外の販売店から熊本県の顧客へ車をスムーズに納車するためのステップは以下の通りです。


  1. 車両選定:熊本県在住の熊田さんがインターネットで条件に合う車を鹿児島県の西郷自動車で発見。

  2. 購入決定と連絡:熊田さんが西郷自動車に連絡し、車両購入を決意。

  3. 手続きの開始:西郷自動車が熊本県の行政書士Aに車庫証明の取得と名義変更を依頼。

  4. 書類 ナンバープレート 封印の準備と送付:行政書士Aが名義変更後の車検証、ナンバープレート、封印を鹿児島県の行政書士Bに郵送し、出張封印を依頼。

  5. 封印と車両準備:行政書士Bが書類と車両の一致を確認し、ナンバープレートの取り付けと封印を施し、車両を納車可能な状態に。

  6. 納車と受け取り:熊本と鹿児島の間の距離を電車で移動した熊田さんが、西郷自動車で車両を受け取り。





出張封印の利用は、県外の販売店と熊本県の顧客との間で車両を効率的に、そしてスムーズに納車するための有効な手段であることが示されました。このプロセスを通じて、西郷自動車は熊本の運輸支局への車両持ち込みが不要となり、納車の日時を予定通りに進めることができました。これにより、熊田さんは万全の態勢で迎えられ、新しい車をスムーズに受け取ることができました。


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